妊娠中はつわりがあったり、体重増加も気にしなければいけなくてしんどいのに、むくみまであって本当に大変ですよね。
なんと妊娠時にむくみを感じる方は50%以上もいるとのこと。
私も妊娠中、むくみを感じたため、よくマッサージをしていました。
今回はむくみを改善し、妊娠期間中少しでもラクに、そして楽しく過ごしていただきたく、妊娠経験を活かしこちらの記事を書かせていただきました。
以下5点に分け、妊娠中のむくみの原因や改善策、マッサージの方法など、ご紹介していきます。
- 妊娠中のむくみの原因は?
- 妊娠中のむくみを改善するには?
- 妊娠中のむくみ解消におすすめのマッサージ
- 妊娠中のむくみを解消する食事方法は?
- まとめ 妊娠中50%以上起こるむくみを先輩ママが原因や改善策を伝授!
妊娠中のむくみの原因は?
妊娠中のむくみの原因は、妊娠していないときよりも顕著に表れます。
それは以下の3つが原因として大きくかかわっているのです。
妊娠中のむくみの原因とその理由を、合わせてお伝えしていきます。
おなかと子宮が大きくなるから
妊娠中はおなかと子宮が大きくなります。
そうすることで、脚の付け根を圧迫され、主に下半身がむくみが生じます。
足の付け根にはリンパがあり、おなかと子宮が圧迫されることでリンパの流れが通常よりも悪くなり、むくみが現れるのです。
ホルモンバランスが崩れるから
妊娠中は黄体ホルモンが増加します。
この黄体ホルモンは、身体に水分をため込もうとする働きがあります。
体内に水分が溜まり、うまく排泄がなされず、むくみに繋がります。
筋力の低下
妊娠中はつわりで運動どころではなかったり、おなかの重さもあり、今まで以上に運動不足になりがちではないでしょうか?
少し歩いていなかっただけでも筋肉は少しづつ低下していくもの。
妊娠中に動かないことで、ふくらはぎの筋力は低下していきます。
ふくらはぎには、下半身の血液やリンパの循環を促すポンプの役割を果たしています。
つまり、ふくらはぎの筋力が落ちることで、血液やリンパの巡りが悪くなり、むくみの原因となってしまっているのです。
妊娠中のむくみを改善するには?
通常時にむくんでいるのと、妊娠中にむくんでいるのには違いがあります。
妊娠中のむくみを改善するために、手軽に取り入れられる方法を3つご紹介いたします。
おなかを突き出す姿勢をやめる
妊娠すると、おなかの筋肉を使うだけでは耐え切れず、反り腰になっておなかを支える姿勢をとってしまいがち。
確かにどんどん重くなっていくおなかを、筋肉だけで支えるはとても大変ですよね。
ですが、このおなかを突き出す姿勢を見直すことで、むくみを改善することができるのです。
姿勢を正すことで、血液やリンパの流れがスムーズになり、むくみの解消に繋がります。
また、おなかの筋肉を使うことで、筋肉が養われ、むくみの原因となる水分の排泄を促します。
着圧ソックス
妊娠中のむくみを解消するのに手軽に取り入れられるのが、 着圧ソックスを履くことです。
おうち時間が多くなっている現状、着圧ソックスを愛用している人も増えているのではないでしょうか。
着圧ソックスは程よい引き締めで、むくみを解消していきます。
ただし、着圧が強い方が効果があると期待して、きつすぎる着圧ソックスを履いてしまうと、逆にむくんでしまいます。
詳しくはこちらの着圧ソックスの記事をご覧ください。
足と心臓を同じ高さにして寝る
妊娠中は顔や手もむくみやすくなりますが、主に下半身がむくみやすくなっていませんか?
それは下半身が心臓よりも下の位置にあるからです。
おなかが大きくなっていることもあり、妊娠中は下の血液やリンパを心臓の高い位置まで持ってくるのは至難の業。
ですので、寝る時だけでも足を心臓よりも高い位置にして、下半身に滞りがちなリンパや血液を循環させましょう。
妊娠中のむくみ解消におすすめのマッサージ
妊娠中でも家事や上の子供のお世話など、やらなければならないことがたくさんありますよね。
そんな中、「マッサージなんてする暇がない!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、寝る前の少しの時間や、ちょっとでも時間が空いた時にマッサージをしてみてください。
むくみが解消されるのはもちろん、リラックス効果もあります。
是非おなかの赤ちゃんの為に、ご自身の大切な体の為に、有意義なマタニティライフをお送りいただければと思います。
リンパドレナージュ
むくみを解消するのにマッサージは欠かせません。
強い力で押し付けるようにマッサージするのではなく、優しく撫でるようにマッサージをしていきましょう。
物足りなさを感じるかと思いますが、リンパドレナージュのように優しいマッサージを施すことで皮膚のすぐ下にあるリンパの流れや血液の流れを促すことが出来るのです。
足つぼ
足つぼを刺激することで、血液循環が良くなり、むくみを解消することへと繋がります。
ここで注意していただきたいのが、子宮のツボ。
かかととくるぶしの辺りは子宮を刺激するツボとなっています。
妊娠中はかかとやくるぶし辺りのマッサージを控え、足つぼマッサージをしていきましょう。
太ももを中心にマッサージ
太ももが凝っていると感じたことはありますか?
もしかしたらほとんどの方は、太ももに凝りを感じることはあまりないかと思います。
ですが、太ももの凝りが影響し、腰痛を招いているのです。
妊娠中はおなかの負担があり、腰痛になりがちですよね。
太ももの凝りを感じていなくても、太もものマッサージをしてみてください。
太もものマッサージ方法
- 足の付け根辺りを手のひらで押し、リンパを刺激します。
- 外側から内側に血液やリンパを流すように優しく撫でるようにマッサージします。
- また、ひざから太ももの付け根に向かって、上記のようにマッサージを施します。
妊娠中太もものマッサージをし続けたところ、下半身のむくみが徐々に解消されていきました。
太もものマッサージで、多くの妊婦さんがむくみ解消の効果を実感することが出来るかと思います。
ぜひお試しください。
むくみを解消する食事方法は?
むくみの原因となる食べ物、むくみをなくす魔法のような成分をお伝えします。
また、人間に必須の水分がむくみ解消のカギとなります。
以下では、むくみ解消するために見なおしたい食事内容をご紹介していきます。
塩分を摂りすぎない
妊娠中は外出することも減り、仕事をお休みする方もいらっしゃいます。
一人の時間が多くなると、「ごはんを作るのもめんどくさいしインスタントでいいか」となりがちですよね。
インスタント食品やファーストフードは塩分が高めです。
塩分を取りすぎることで、むくみやすくなってしまいます。
インスタントなど全く食べていけないわけではありませんが、インスタントを食べた後は、塩分を控えた食事を心がけましょう。
カリウムを摂るようにする
むくみを解消するのに必要な栄養素はカリウムです。
カリウムは、以下のものに多く含まれています。
- バナナ
- キノコ
- ルイボスティー
- トマトジュース
カリウムのサプリ等もありますが、服用する際はお医者さんとご相談の上、お使いください。
水分は2L以上とる
「水分を多く取るとむくむ」と思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、それは間違いです。
「水分を2L取り始めたところ太った」という話を聞いたことがありますが、それは今まで水分摂取量が少なく、今までになかった貴重な水分を身体がため込もうとしているからです。
ですが、身体が水分の多さに慣れてくれば、水分でむくむことはなくなり、むしろ今までにため込んできた水分を排泄し、むくみが解消されていきます。
ですので、2週間以上はあきらめず、毎日水分を2L以上飲んでみましょう。
そうすることで、自然とむくみが解消されていきます。
まとめ 妊娠中50%以上起こるむくみを先輩ママが原因や改善策を伝授!
むくみの原因は主に以下の3点です。
- おなかが大きくなることで脚の付け根があっぱくされること
- 黄体ホルモンが増加し、体内に水分を溜めやすくすること
- 筋力が低下し、水分排泄がしづらくなっていること
改善策としては、食事を見直すこともむくみを解消する方法の一つです。
お忙しいと思いますが、マッサージをすることでむくみは最大限に解消されます。
妊娠中のつらいむくみ解消し、ぜひステキなマタニティライフをお送りください☆