昨年のことですが、11月の24日は雪が降りましたね。
とても寒くて朝の通勤が心配でしたが、公共機関も運行しており、無事に出勤することが出来ました。
帰宅時にはもう雪は溶けていましたね。
11月の関東での雪
11月の時期に関東の都心で初雪が降ったのは実に54年ぶりだそうです。
そして積雪自体は初となります。
東京都心では積雪が1cmに満たなかったため、積雪0cmということですが...
なぜ、この時期に降ったのでしょうか?
これには“ラニーニャ現象”が関係しているそうです。
ラニーニャ現象とは?
“エルニーニョ現象”という言葉は比較的よく聞くことがありましたが、
ラニーニャ現象とは
エルニーニョ現象の反対の現象です。
太平洋の海面の水温が平年より高くなる状態が1年ほど続く現象のことをエルニーニョ現象と言います。
その逆で、
平年より水温が低い状態が続く現象をラニーニャ現象と言うそうです。
ラニーニャ現象がもたらす影響
ラニーニャ現象となると、いったいどんなことが起きるのでしょうか?
この現象になると日本では
夏は猛暑
冬は厳寒
となるそうです。
そのため、今年の冬は厳寒になる可能性が高いとされています。
寒くなる時期に注意すること
寒くなるときに注意すべきこととしまして
・風邪や感染症の流行
・脳卒中や心筋梗塞(ヒートショック)
・火災
などが挙げられます。
風邪や感染症の流行
寒くなると、体調も崩しやすいですよね。
この時期は風邪を引く人が増えてきます。
インフルエンザやノロウイルスなどの感染症も流行ってきます。
ここで、以下にいくつか挙げてみたいと思います。
・インフルエンザ
・ノロウイルス感染症
・ロタウイルス感染症
・RSウイルス感染症
・溶連菌感染症
・マイコプラズマ肺炎
・水痘(水ぼうそう)
・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
・風邪症候群
これらが冬に流行しやすいとされております。
気温の低下と空気の乾燥によりウイルスは活発になります。
人の喉や鼻の粘膜も抵抗力が低下しやすいため、ウイルスが体内に侵入しやすい状況となります。
これに加え、疲労や免疫力低下も重なることでより感染してしまいやすいです。
年ごとに風邪の傾向は異なりますが、
昨年の冬にみられた症状の特徴は喉の痛みや咳が多かったそうです。
今年は喉の痛みや高熱だと言われていたりしますが、
今の時点ではまだはっきり断定できるわけではありません。
これから風邪の報告が増えてくると思いますので、注意していけたらよいのかと思います。
脳卒中や心筋梗塞(ヒートショック)
寒くなってきますと、家の中では暖房器具を使い始めますよね。
これにより、寒暖の差が生まれやすくなります。
急激な温度の変化が起きますと血圧の変動により、
失神などの意識障害や心筋梗塞、脳卒中を発症するリスクが高くなります。
対策としまして
・浴室や脱衣所を暖かくすることや
・浴槽のお湯を熱くし過ぎない
・水分補給
・飲酒後の入浴を控える
これらを行うことでリスク軽減につながると思われます。
火災
寒くなると暖房器具や電気製品を使用する機会が増えますし、乾燥もしてきます。
そのため、より火災が起きやすいです。
注意していきましょう。